龍、舞い上がる
国立民俗博物館は甲辰の年を迎い、龍に関わる象徴と民俗に注目する特別展『龍、舞い上がる』を開催します。
龍は十二支の中で唯一の想像上の動物です。「見たことのない龍は描いても、見た蛇は描けない」ということわざがあるように、龍は想像上の動物でありながら実在の動物のように描かれることが多いです。韓国の民俗において、龍は水神・雨神などを象徴し、水を司る神として登場します。先祖たちは農作業に必要な水を得るために龍に雨を祈り、海に出かけて魚を獲るために龍に豊漁と安寧を祈りました。このように、龍は古くから私たちの生活を左右する存在でした。
特別展『龍、舞い上がる』は龍にまつわる様々な文化的象徴と意味を紹介します。今回の展示を通じて、龍に関する様々な話を聞いて、空に舞い上がる龍の気を受け、甲辰の新年にはすべてのことがうまくいくように祈ってみましょう。