豊穣祈願 正月デボルム迎え

2014-02-10

豊穣祈願 正月デボルム迎え


正月デボルムは一番大きな満月という陰暦の1月15日で、我が国の最大の祝日の一つです。
正月デボルムの伝統的な行事(歳時風俗)ではギバルギスル飲み(耳明酒、1年中耳の健康を祈る意味と「1年中よいお知らせが聞けるように」の願いを込めて正月デボルムの朝に冷たい清酒を飲む)、ドォイ売り(遊び心が入っている風習で友達を呼んで、呼ばれた友達が返事をすると「僕の暑さを買って行け」と暑さを売るという風習)、ヤクバプ食い、オゴッパブ食い(5種類以上の穀物を入れて炊いたご飯を食べます、豊年になるように」という願いが込められています)、ブロ厶噛み(年中の腫れ物を予防と歯の健康を祈って正月デボルムの朝に生栗、胡桃、銀杏、落花生などを音を出せるように噛んで食べます)、魔除け凧揚げ、チブル遊び(火のついた空き缶にひもを付けてぐるぐる回す)などがあります。この日の村共同体では、村の祭祀、綱引き、タリ踏み(橋踏み、一年の無病息災を願いながら橋などを踏む)、ピョッカリッテ立て(長い竿に松、麦、粟、稗、小豆、きびなどの穀物んの穂や実を包んで結びつけて、井戸や庭に高く立てかけ、豊作を祈る)などいくつかの団体遊びをします。