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タイトル 20世紀の暮しの文化を再現した風俗
会期 2003-03-12 ~ 2003-04-14
会場 ExhibitionⅠ

伝統と現代が混ざりあう歴史的な転換期であった20世紀は、まさしく目まぐるしい変化の時期であった。そんな20世紀が「思い出の世紀」となってもはや2年だが、過ぎし100年に思いを馳せる機会はあまりなかった。  国立民俗博物館では現代風俗展を通じ、20世紀の暮しの文化を再現する場をもうけた。80年の人生、絵を一筋に描き続けてきた蒼石李億榮画伯から、伝統と現代の暮しの風俗をテーマとした風俗画187点をご寄贈いただいたことが今回20世紀を振り返るきっかけとなった。風俗画は李億榮画伯自らの体験をもとにしたもので、20世紀の暮しの文化が余すところなく描かれている。そしてまた、現代文化との対比によって、その変化の様子が理解できる資料であるという点においても、非常に大きな意味がある。  今回の展示は各テーマ別の代表的な風俗画と、当博物館の所藏品および関連写真資料等の展示により、伝統と現代が融合した20世紀の暮しの文化の様子を再現する。  導入部では「過去・現在・未來ー伝統と現代の出会い」というテーマで、昔と今が共存する風俗画を通し、李億榮の風俗画の特徴を紹介する。  第1部「忘れ去られゆくもの」では、次第に忘れられていく伝統の儀礼である冠婚葬祭と、士大夫(家柄のいい者や官吏)の一生を描いた風俗画を関連の資料と共に対比させることにより、韓国人の祖先の暮しの断面を探る。  第2部「歳時と農耕」では、伝統的な歳時風俗と農耕生活の風景を描いた風俗画を関連資料と共に展示、歳時に伴う暮しの文化の様々な姿と農村の風景の移り変わりを再現する。  第3部「興」では伝統および近現代の子供の遊び、農楽、仮面踊りに関連する風俗画を様々な資料と共に展示することにより、遊びの変化の様子とその多様さ、愉快で楽しい農楽と仮面踊りにとけ込んでいる風流文化を紹介する。  今回の展示を機会に、韓国の伝統的な暮しの文化と共に我々が日常的な暮しの文化に対してこれからも関心を持ち、またこのような健全な寄贈の雰囲気が広まって行く良い転機になればと願ってやまない。







掲載日 2008-06-23