タイトル | 『民画と飾り屏風』特別展を開いて |
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会期 | 2006-04-19 ~ 2006-07-17 |
会場 | ExhibitionⅠ |
『民画と飾り屏風』特別展は 国立民俗博物館所蔵品の中から厳選された民画を紹介する展示会です。 今度の展示は、以前の、民画の主題に沿う展示という概念から脱皮し、空間における民画の效用というフレームを通して新しく会ってみる機会、という点で意味がありそうです。 冊架図を巡らしておき、常に本に接している気持ちを感じさせる客間。 花と鳥を刺繍し、子孫の繁榮と家庭の平和を願う奥の間。富貴を象徴する花牡丹の絵で張りつめた婚礼宴の庭のように民画は空間と用途によってさまざまな使い道を持たされていたようです。 したがって普通の家、客間、奥の間、庭などの日常の空間で民画がどう使われ、それぞれの空間にはどんな民画が飾られていたのかよく見てみる事にしましよう。 絵だけを鑑賞するのではなく絵で飾った空間、 絵とともにある儀礼を念頭に置いて民画を鑑賞していただきたいとおもいます。 |
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掲載日 | 2008-06-23 |