大韓民国伝承工芸大展は、伝統工芸の足跡や伝承活動の流れが読める韓国の代表的な伝統工芸公募展である。各種目別10個分科の作品が出品され、今年は131種の作品が受賞作に選定されたのであり、国立民俗博物館で20日間展示される。

今年は、楊石中(Yang Seog Joong)作の『三層蔵』が栄誉の大統領賞を受賞し、国務総理賞は金京式(Kim Kyung Sik)作の『月のつぼ』、文化体育観光部長官賞には虛倫喜(Heo Yun Hui)作の『水月観音図』、文化財庁長賞１には朝淑美(Cho Suk Mi)作の『双喜字亀甲文鉢』、文化財庁長賞２には金柳眞(Kim You Jin)作の焼き絵の『四季山水図』、韓国文化芸術委員会委員長賞には金兄鐵(Kim Hyung Chuel)作の『手簞笥』、韓国文化財保護財団理事長賞には元天水(Won Chun Soo)作の『金庫』、韓国工芸デザイン文化振興院長賞には培仁淑(Bae In Sook)作の『香合入れのノリゲ』、文化財委員長賞には金基雄(Kim Gi Woong)作の『僧舞鼓』、韓国重要無形文化財技能保存教会理事長賞には紅連花(Hong Yeun Hwa)作の『紙縄浄瓶』がそれぞれ算定された.

大韓民国伝承工芸大展は、文化材庁と(社)韓国重要無形文化財技能保存教会、国立民俗博物館が共同主催し、(社)韓国重要無形文化財が主管する展示で、韓国の先人の暮らしや趣きを一所で鑑賞できる過去の思い出への旅になるであろう。