十二支の動物たちは人の生まれから死に至るまで、我々と運命をともにする存在です。そのうち七番目の動物である馬は、人との好感のもとに、我々の暮らしの中で密接な関係を結んできました。

野生の馬は飼い慣らしの過程を通じて食用から乗用に活用され、霊魂の道者、あるいは神の志を伝える名代に認識されることもありました。

また、馬は時間的には昼の11時から1時・方向としては正南方を指すという、実用的かつ守護の意味もまた持っています。

食用と乗用に活用された馬の伝統的な用途は、今日はほとんど失われてしまいましたが、数々の馬関連の民俗や象徴的な意味は生き残り、現在に至っています。

今回の展示を通じ、我々の暮らしのなかで様々な関係を結びながらたくましく疾走している馬の色々な姿をご覧ください。