この展示は2015年の乙未年を迎え、韓国文化の中での羊の象徴と意味を紹介するために企画した。 羊たちが青い草地で草を食む姿は遊牧文化にもっと馴染みな風景である。馴染みながらもどうしたのか馴染みではない動物、これが羊である。羊飼いにふさわしくない韓国では、近代以前までほとんど目にすることのなかった動物である。 20世紀以前まで韓国の伝統文化の中での羊は、主に山羊である。 羊は十二支の動物の中で8番目で墓の守護神であり、また温順で善良 ․ 吉祥を象徴している。 青い草地で遊び回っている羊のように、新年には平和と豊饒を祈願してみる。