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タイトル 印刷文化の花、古版画特別展
会期 2015-06-03 ~ 2015-07-20
会場 ExhibitionⅡ

The Flowering of Print Culture Ancient Woodblock Printing


展示を開くにあたって
国立民俗博物館は、江原道原州にある明珠寺古版画博物館の所蔵品をソウルに紹介するため、『印刷文化の花、古版画特別展』を設けました。明珠寺古版画博物館は、古版画を収集・研究し、広く紹介することを先駆けてきた博物館です。
版画は、木や金属などの板に模様を彫り、墨と顔料で刷ったものです。昔の人々は内容の効果的な伝達のために、挿画版画を活用し、切なる願いを美しい絵とともに木版に刻みました。また、本の表紙や布に模様を入れる時も版画で装飾するなど、生活のあらゆる場で多様に用いられました。

第一部 世の中を明かす(知識)
第2部 願いを込める(念願)
第3部 趣きを添える(装飾)

当展示を通じて、皆様に古版画に表れている美しさを感じていただき、また新しい文化コンテンツの可能性を模索する場となりますことを心から願っています。


第一部
世の中を明かす(知識)
版画は高麗時代から朝鮮時代に至るまで宗教の教えや歴史の記録を人々に容易に伝達する有用な手段でした。多くの内容が含まれた文字と文章を絵によって圧縮し、視覚化した挿画の版画を通じて、宗教の精神、倫理、地理などの難しい内容を易しく説き、また、小説の内容を面白い絵で表現していました。このように版画は多様な分野の知識と情報を表現することで世の中を明かす役割を果たしてきました。


第2部 
願いを込める(念願)
版画は、人々の願いを表現するために用いられました。仏教では経典や仏教絵画の製作が功徳を積むことと認識され、仏教絵画とともに仏画版画が登場するようになりました。また、民間では邪気を払い、福をもたらす護符が広く流行しました。特に、護符によく使われるカササギと虎などは版画にく用いられました。


第3部
趣きを添える(装飾)
版画は、日常において美しさを装う際にもよく用いられました。朝鮮後期の社会経済の発展に基づいて文化も多様化し、芸術の活性化によって、生活の場で使われる器物を装飾しようとする欲求が高まりました。 生活空間を飾る花や鳥の絵、自然風景画などの版画製作が増加しました。同様に、本の表紙や布などに、花や鳥、吉祥文字などの模様を版画に彫り、生活用品をはじめとして生活に趣きを添えるために用いられました。

掲載日 2015-07-02